軟水と硬水の違い
多種多様なミネラルウォーターが、様々なメーカーから販売されていますが、とても飲みにくい水もあれば、すごく飲みやすい水もあります。これは、何が違ってそう感じるのでしょうか。
ミネラルウォーターのペットボトルには成分表示が明記されており、そこには、カルシウムとマグネシウムの量も記載されています。
飲みにくい水と飲みやすい水とでは、この数値が大きく違っているのです。
すなわち、水はカルシウムとマグネシウムの含有量によって硬水と軟水とに分けられ、一番含有量の少ない軟水と一番含有量の多い硬水とでは、7∼8倍も含有量が違っております。
■軟水
高度の低い軟水は、口当たりがとてもまろやかなため、飲みやすい水と感じ、料理などに使ってもおいしく調理できます。
また、浸透しやすいことから、その分吸収も早く、老廃物などもスムーズに排出することができます。体への負担も少ないので、幼い子供やお年寄りが飲んでも安心です。
■硬水
その逆が硬水です。カルシウムやマグネシウムは、現代人が不足しがちな栄養素ですので、補うのには適しております。
また、ダイエット中なども、これらが不足しがちになりますから、硬水を意識して飲むのは良いことです。
ただ、問題は、軟水と違って胃腸に負担をかけやすいため、体が少し弱っている状態で硬水をたくさん飲むと、腹を壊してしまう可能性がありますから、自分の体調と相談しながら飲みましょう。
また、パスタなどを茹でると、コシが出ておいしいパスタに茹で上がります。逆に、米を炊くのには向きません。パサパサしたご飯に炊きあがってしまいます。