インソールで脱臭
足や靴下ほどの間隔で洗う習慣がない靴やインソールは、雑菌が繁殖しやすい環境が整っています。
特に、インソールは足の汗を吸い取りますので、この吸い取った汗を栄養として雑菌が繁殖し、この雑菌によって作られたニオイ物質が蓄積されていきます。
すなわち、インソールは雑菌を繁殖させる畑のようなものです。
この中の雑菌やニオイ物質が一定量を超えると次はどんどん靴に菌やニオイが移っていきます。
このため、インソールや靴を毎日洗濯するが一番でしょうが、それは結構大変ですので、臭いの元である雑菌が繁殖しない環境をインソールで整えれば、効果的に臭い対策をすることができます。
インソールで、ニオイ物質を無臭にする脱臭、ニオイの発生源である抗菌、雑菌の餌となる汗を吸収する、この3つを同時に行うのがベストです。
インソールの消臭方法としては、活性炭などによる吸着、悪臭の中和、香料による中和があります。
このほか、光触媒の効果で臭いを中和するものもあります。
活性炭を使用した脱臭剤は、最初はどんどん臭いを吸着してくれますが、1∼2カ月程度で効果が無くなるものが多いため、効果は長く持続しません。
脱臭インソールに抗菌機能を追加することで、臭いの元を排除することができます。
抗菌の材料に使われる銀は、水に溶けると銀イオンになり、これが、細菌に取り込まれて活動を阻害します。
雑菌が繁殖するためには水分は必要不可欠ですが、靴は通気性がほとんどないので、ムレやすく雑菌やカビが繁殖しやすい恰好の環境になっています。
水分をインソールの中に吸収するタイプは、水分を吸収するだけ吸収して、発散できないため、インソールの中で雑菌がどんどん繁殖してしまいます。
このため、靴やインソールを天日干しすることにより、雑菌やカビの除去、脱臭、ムレをなくすことができます。