レンジ相場とは
「レンジ」という言葉は、FXや株のチャートの話の時に良く出てきますが、これは、「レンジ内の動き」とか「レンジ相場」という使い方をします。
レンジとは、一定の範囲内でチャートが行ったり来たりしている事で、ボックスとも呼ばれています。
右の図は、ドル円の日足チャートですが、赤線の部分が一定のレンジ内の動きになっています。
レンジ相場の時は、反転する場所がわかりやすいため、ロングとショートの往復によって利益を上げることができます。
ただし、レンジ相場が一生続くことはあなく、ある程度行ったり来たりしてからでないとレンジ相場とは判断できません。
【図1】の白丸部分は、レンジを抜けて下値ブレイクした状態を表しており、レンジ相場を抜けたり、サポートラインを割ったりした時を「ブレイク」と言います。
FXのテクニカル指標として人気があるボリンジャーバンドは、レンジ相場の時に機能するテクニカルです。
トレンドが発生している時には、あまり参考になりません。
この他、レンジと似た動きに三角持ち合いがあります。
【図2】の状態が三角保ち合いの状態です。
一定の範囲内で上下動を繰り返していますが、上下の幅がどんどん小さくなっています。
こういったチャートの場合は、いずれどちらかの線を割ることになりますが、上に抜ける時を「上放れ」、下に抜けることを「下放れ」と言います。
なお、抜けた方にトレンドが発生することが多いですが、ダマシですぐに戻され、逆方向に行く時もあります。